2019年3月8日(金)にベルサール神田において、スマートIoT推進フォーラム第4回総会及びIoT国際シンポジウム2019が約500名の参加者を得て開催されました。本フォーラムは、我が国最大規模の産学官のIoT推進組織である「IoT推進コンソーシアム」(会長:村井純 慶應義塾大学教授)の下に、IoT関係の技術開発・実証を推進する技術開発ワーキング・グループとして設置されたものです。本稿では同日午前に行われたスマートIoT推進フォーラム第4回総会について報告します。
開催に先立ち、徳田英幸 スマートIoT推進フォーラム座長(情報通信研究機構理事長)の挨拶に続いて、吉田眞人 総務省国際戦略局長より来賓挨拶が行われました。
徳田座長 挨拶
吉田 国際戦略局長来賓挨拶
総会会場の風景
続いて行われた特別セッションでは、スマートIoT推進フォーラムが行った先進的なIoT導入事例の収集結果を基に、稲田修一 IoT価値創造推進チームリーダーから、「IoT導入事例紹介」に見る新しい価値の創出法と題して講演が行われました。
稲田リーダー 講演
続いて、事例を提供いただいた、ボクシーズ株式会社代表取締役 鳥居暁様、ダイキン工業株式会社 木下敬雄様より、両社のイノベーションや価値の創出に関する取組みが紹介されました。
ボクシーズ株式会社 鳥居様からは、IoTによるイノベーションの量産~飲食・球場・会社・観光・工場・電球の常識が変わる~と題して講演が行われました。
ボクシーズ鳥居様 講演
ダイキン工業株式会社 木下様からは、『つながる』『ひろがる』ダイキンのIoTを活用したサービス化戦略と題して講演が行われました。
ダイキン工業木下様 講演
最後に、本フォーラムに設置された「技術戦略検討部会」、「研究開発・社会実証プロジェクト部会」の下で具体的な活動を推進している各分科会・プロジェクト等から以下の活動報告が行われました。
- フォーラム全体の年間活動状況と推進委員の交代に関する報告(事務局)
- IoTサービス創出支援事業の実施状況(身近なIoTプロジェクト)
- IoTに関連した技術動向把握・標準化及び国際提案の状況(技術標準化分科会)
- IoTの技術実証・社会実証を促進するためのテストベットの整備状況(テストベット分科会)
- IoTの活用等に必要な専門知識の要件に関する検討、技術開発人材等の育成の推進状況(IoT人材育成分科会)
- 組織横断的な取組み及び会員向けサービス拡充に向けた取組み(IoT価値創造推進チーム)
- 自律型モビリティシステムの早期実現に向けた技術開発、実証の状況(自律型モビリティプロジェクト)
- 異分野ソーシャルビッグデータの横断的な流通・統合を行うための課題の検討状況(異分野データ連携プロジェクト)
あわせて、別途展示会場において、企業や団体32者が、IoTに関する最新技術・サービスの展示を行いました。
NICT 野崎様
身近なIoT 下條教授
技術標準化 松倉様
テストベッド河口教授
人材育成 服部教授
価値創造 柏岡様
自律型モビリティ 田中様
異分野データ 是津様
同時に行われた展示の様子
スマートIoT推進フォーラム第4回総会プログラム・資料
(1) 開会挨拶 徳田英幸 スマートIoT推進フォーラム座長(情報通信研究機構 理事長)
(2) 来賓挨拶 吉田眞人 総務省国際戦略局長
(3) 特別セッション 稲田修一 スマートIoT推進フォーラムIoT価値創造推進チームリーダー/
情報通信技術委員会 事務局長
鳥居暁様 ボクシーズ株式会社 代表取締役
木下敬雄様 ダイキン工業株式会社 サービス本部東日本サービス部
- 「IoT導入事例紹介」に見る新しい価値の創出法(稲田修一 IoT価値創造推進チームリーダー)
- IoTによるイノベーションの量産~飲食・球場・会社・観光・工場・電球の常識が変わる~(鳥居暁 ボクシーズ株式会社 代表取締役)
- 『つながる』『ひろがる』ダイキンのIoTを活用したサービス化戦略(木下敬雄 ダイキン工業)
(4) 活動報告